7月19日、フィギュアスケート男子・羽生結弦選手の引退が報じられました。
日本のみならず、海外にも多くのファンを持つ世界的スター・羽生選手の引退報道には驚きの声が上がっています。
そこで今回は羽生選手の引退理由について考察してみましたのて、ご紹介していきます。
羽生結弦引退報道
こちらが羽生結弦選手の引退報道です。
【羽生結弦が現役引退 プロ転向へ】https://t.co/WndXRbUHdP
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) July 18, 2022
報道によると、19日午後5時から開かれる『決意表明の場』と事前にアナウンスされていた記者会見の内容は現役引退して、プロ転向の発表の可能性が高いとのことです。
一般的なアマ引退からのプロ転向という道ではなく、羽生選手が座長としてアイスショーの世界ツアーを行う可能性もあるようです。
世間の反応
羽生選手の引退報道に対する世間の反応がこちらです。
やっぱりこういう記事見てると本当にモラルを疑う。決意表明をするって選手本人がわざわざ言ってるのに、どうして先に口走っちゃうかな?選手が色々と考慮した中でやろうとしてるのにあり得ない。
会見で本人が発表する、と言っているのに、何故その前に内容を報道してしまうのだろう? このニュースに速報性は必要ない。ただのマスコミのエゴだよ。
羽生結弦くんの引退記事書いたの日刊スポーツなの? もし本当だとしても本人の発表まで待ってあげなよ。あれだけ日本のスポーツ界に貢献してきたのに最後ぐらい花道飾ってあげなよ。
どうやら、本人の記者会見前に報道されたことに対して、皆さん怒っていらっしゃいますね。
まだ本人からのコメントがないので、引退の真偽は分かりませんが、引退する場合の理由について5つほど考えられますので、ご紹介していきます。
羽生結弦の引退理由5選!

それでは順番に見ていきましょう。
①年齢によるもの

まずは年齢によるものの理由が考えられます。
フィギュアスケートは見ている分にはとても優雅な競技ですよね。
見た目とは逆に選手にとってものすごく体力面で負担がかかっていることは、演技終了後の選手を見れば一目瞭然ですよね。

フィギュアスケートの選手のピーク年齢についてはこう述べられています。
一般的に、女子シングル選手は15歳くらい~20歳くらい、男子シングル選手は19歳くらい~24歳くらいが、もっとも身体のコンディションのいい時期だと考えられています。
引用元:all about
確かに、フィギュアの選手は10代後半から20代前半が多いですよね。
同じ日本代表選手の引退年齢としては、高橋大輔選手が28歳、浅田真央選手が26歳と、やはりこのくらいの年齢で皆さん引退を考えるみたいですね。
現在羽生選手は27歳ですから、年齢が理由のひとつである可能性はあるかもしれません。
②怪我の影響

次に怪我の影響が考えられます。
羽生選手の怪我は2022年の北京五輪の練習中の捻挫が記憶に新しいですが、羽生選手は右足首に古傷を抱えています。

右足関節靱帯損傷。過去5季で3度目となる右足首の古傷で「ほんの少しの衝撃でも、すぐ捻挫になってしまう」「弱い」「もろい」と18年に語ったことがある部位だった。
引用元:日刊スポーツ
こちらが、過去の羽生選手の怪我の数々です。
・2017年 NHK杯の公式練習中に転倒して、右足関節外側靱帯損傷

・2018年 GPファイナルのロシア大会では右足関節外側靱帯と三角靱帯損傷、右腓骨(ひこつ)筋腱(けん)部損傷

前述の年齢による体力や回復力の低下に加えて、この右足の古傷の影響も可能性としては考えられますね。
③持病

羽生選手は幼少期から持病に悩まされていることもよく知られています。
羽生選手が抱えている持病のひとつが、尿膜管後遺症という病気で、2014年12月には手術を受けています。

尿膜管は、胎児の時にへその緒と膀胱をつないでいる管。生後、出生後に退化して自然になくなるのが一般的だが、完全に退化せず残る人もおり、その状態を尿膜管遺残症という
引用元:毎日新聞
こちらに関しては手術で完治したようですが、もうひとつの病気が引退に影響しているかもしれません。
それは喘息(ぜんそく)です。
羽生選手は幼い頃から喘息を患っていて、2017年には『24時間テレビ』で、同じ喘息に苦しむ少年とのアイスショーでも話題になりましたよね。

2019年末から現在まで続く新型コロナウイルスの蔓延で、呼吸器に基礎疾患のある羽生選手は周りの環境や、コンディション作りにかなり苦しんでいました。
2020年にはGPシリーズをコロナを理由に欠場していますし、コロナ禍の中で持病への懸念が引退に繋がったのかもしれません。
④4Aへのプレッシャー

次に、ネット上では羽生選手の表情についてこんな意見がありました。
これは2022年の北京五輪の時の意見です。
羽生結弦選手って凄く疲れているって感じで体調悪そうですよね?
ぜんぜん健康的でないですよね?
生気さえも感じられない。
コーチは何考えてるんだろう・・・?
引用元:Yahoo!知恵袋
こんな意見が寄せられた、当時の羽生選手の表情がこちらです。

確かに追い詰められたようなものすごい表情してますよね。
ソチの時とか若々しくフレッシュだったのにねぇ。
どんよりやつれて目のクマとかも気になりました。
4Aに取り憑かれてるのかなと。
引用元:Yahoo!知恵袋
羽生選手がこだわった4A(4回転半)は、北京五輪で転倒はありましたが、公式に認定されています。
こだわってきたジャンプだけにプレッシャーもハンパなかったと考えられますよね。
このプレッシャーからも解放されたいという思いもあったのかもしれません。
⑤ライバルがいない

最後の理由として、北京五輪金メダリストのネイサン・チェン選手の引退によって、羽生選手がライバルを失った喪失感を感じていた可能性です。
スポーツジャーナリストの野口美恵さんはこう語っています。
チェン選手に関しては、自分の方がベテランであり、長い時間をともに戦ってきましたから、最強のライバル、そしてモチベーションの源でもあった。彼の不在を非常に残念に思っていることでしょう
引用元:NEWSポストセブン
羽生選手がこれまで戦ってきたライバル達は続々と引退しています。
パトリック・チャン(2018年引退)

ハビエル・フェルナンデス(2019年引退)

スポーツ選手にとって、ライバルの存在は自分を高める為に必要でしょうから、こういったライバル達の引退が羽生選手に与えた影響は大きいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はフィギュアスケートの羽生結弦選手の引退報道に関して、引退理由を考察してきました。
19日5時からの会見でどんな内容を語るのか、また羽生選手の今後にも注目していきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。