「中華の鉄人」こと、陳建一さんの訃報が飛び込んできましたね。
陳建一さんといえば、「料理の鉄人」や「きょうの料理」などで活躍されて、日本に四川料理をはじめとした、中華料理全般を広めた方でした。
そんな陳建一さんですが、父親の陳建民さん、息子の陳建太郎さんもともに有名な料理人です。
今回は陳建一さんの父・陳建民さんと、息子の陳建太郎さんの華麗なる家族構成を深掘りして、ご紹介していきます。
陳健一の父・建民と息子・建太郎の華麗なる家族構成!
まずは、陳建一さんのプロフィールがこちらになります。
【訃報】四川飯店グループ会長 陳建一の逝去について https://t.co/ItfBHw7UfX pic.twitter.com/FkbtlUHITq
— PR TIMESニュース (@PRTIMES_NEWS) March 14, 2023
- 名前:陳建一
- 本名:東(あずま)建一
- 生年月日:1956年1月5日
- 出身地:東京都
- 出身大学:玉川大学文学部英米文学科
陳建一さんの本名が「東建一」である理由は、父・建民さんが建一さんの母親である日本人女性との結婚を機に日本に帰化して、東姓を名乗っていたためです。
陳建一さんは生まれた時から日本国籍でしたが、料理人としては偉大な父の名である「陳」を名乗っていました。
大学を卒業されているのも意外でしたが、文学部というのもかなり意外ですよね。
料理人は若いうちから修行に入るのが一般的と考えられていますが、陳建一さんは大学で学んだ広い知識が独創的な料理のイマジネーションに生かされたのかもしれませんね。
1990年、父・建民さんの死去を受けて、34歳の若さで、中華の名店「四川飯店」のオーナーに就任され、2010年に息子・建太郎さんに経営を譲っています。
昔赤坂四川飯店で食べた麻婆豆腐は人生のレコードを維持してる。 pic.twitter.com/ZIN1DVc0IU
— むなくぅ (@munakuu) March 14, 2023
経営の第一線から退いたのは、肺がんが原因でしたが、陳建一さんの死因である間質性肺炎とも、何か関係がありそうですね。
それでは、そんな陳建一さんが尊敬していた、父・陳建民さんと、四川飯店を託した、息子・陳建太郎さんについて、詳しく見ていきましょう。
陳健一の父・陳建民
陳建一さんの父親は日本における「四川料理の父」と呼ばれた、偉大な料理人である、陳建民さんです。

建民さんは1919年6月27日中国生まれで、1952年に来日するまでは、中国や台湾、イギリスで料理人として活躍されていました。
来日したのちに、東文基園というところで高級料理を振る舞った際に、こちらのお店でお手伝いをしていた洋子さんと出会い、結婚されています。

そして、1956年に息子である陳建一さんが誕生して、1958年にはそれまで勤めていた「四川飯店」から独立する形で、赤坂に「四川飯店」をオープンさせます。
そんな建民さんの功績といえば、本格的な中華料理を日本の家庭料理としてアレンジして、普及させたことです。
エビのチリソースや、キャベツの入った回鍋肉、そしてスープ入りの坦々麺など、現在は当たり前だと思われる中華料理を最初に考案したのは、建民さんだったのです。
本格的な中華料理を日本人好みの中華にアレンジして、今や普通に食べてるものが建民さん考案の料理だということが、本当に驚きですよね。
陳健一の息子・陳建太郎
建一さんの息子さんは、祖父や父と同じく、中華料理の道に進んだ、陳建太郎さんです。

建太郎さんは1979年生まれで現在は43歳か44歳という若さですが、30代前半の2010年頃から四川飯店のオーナーシェフを務めていて、偉大な父や祖父の味を守り続けています。
さらに、建民さんや建一さんと同じく、「きょうの料理」をはじめとする、テレビ番組へも出演していて、家庭の中華料理の普及に尽力されています。
#陳建太郎 です!
— NHKきょうの料理公式 (@nhk_ryouri) June 8, 2020
今夜は“おかず青年隊”がリモートで梅雨にぴったりのレシピを紹介!
番組ではひと昔前の初登場時の映像も披露します。
いやー、3人とも若くて痩せてる!それに、ぎこちない(苦笑)
こんな僕たちのいろんな意味(?)での成長を、ぜひチェックしてください!#きょうの料理 pic.twitter.com/R6sStNqZU0
3代に渡って、日本の家庭中華を支え続けている、陳一家は本当に偉大な方々ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は陳建一さんの訃報を受けて、陳建一さんの父・建民さんや息子の建太郎さんをご紹介してきました。
67歳と早すぎるお別れになりましたが、これまでの功績に感謝したいですね。
